



いま、パチンコ業界は大きな転換点を迎えています。私が一番の課題だと考えているのは、「ファンの減少」です。ファンが減ればホール様の売上が下がり、その結果として新台の導入台数も減っていく。この負の連鎖が続けば、業界全体の活力は少しずつ失われかねません。
一方で、遊技人口の下げ止まりといった明るい兆しも見え始めています。だからこそ今、「どうせ減る」と諦めるのではなく、「もう一度、パチンコの入口をつくり直そう」と前向きに考えることが大切だと感じています。
そこで重要になるのが、私たちメーカーの役割です。私たちにできることは、新しい楽しさを提案し続けること。初めてホールに足を運ぶ人にも、「久しぶりに打ってみようかな」という人にも、「やっぱりパチンコって面白い」と思ってもらえる体験を届ける。その積み重ねが、ファンの裾野を広げていくと信じています。
変化の大きい時代は、不安もありますが、それ以上に「自分たちの手で未来をつくれるチャンス」でもあります。
SANKYOは、業界の課題を前向きな成長のきっかけに変え、「もっと面白いパチンコの未来」をつくっていきます。


現実には、販売台数の減少やコストの制約により、開発に投じられる予算には限りがあります。その結果、市場全体では既存タイトルのスペック違いなど、いわば過去の延長線上の取り組みに頼らざるを得ないケースが増えています。ひとつのシリーズを丁寧に育てること自体はとても重要ですが、それだけに依存してしまうと、「まったく新しい体験」が生まれにくくなってしまう。新鮮味を欠いた機械ばかりになってしまうと、パチンコ自体の魅力が薄れ、さらにファンが離れていく危険があります。
だからこそSANKYOは、「これまでの常識にとらわれない発想」にこだわっています。新しいテーマやゲーム性に挑戦し、「見たことのない遊び方」「思わず誰かに話したくなるような体験」を追求する。また、最先端の演出やギミックだけでなく、かつてのパチンコが持っていた“シンプルで夢中になれる感覚”を、現代的な形で蘇らせる「KUGITAMA」という取り組みも進めています。
日常的に遊技を楽しまれている方も、ときどき楽しむ方も、初めてパチンコに触れる方にも、それぞれのスタイルに合った「ちょうどいい楽しさ」を提供したい。「このタイトルだから」ではなく、「この遊び方が面白そうだから」。そんな理由で選ばれる台を増やしていくこと。それが、SANKYOらしい貢献の仕方だと思っています。

遊技機は、高性能化や多機能化といった技術的な進化が続いており、高品質になった分、製造コストそのものが大きく上がっています。その一方で、ホール様にとって導入しやすい価格帯で機械を提供していくことも、メーカーにとって非常に重要なテーマです。技術を追求するだけではなく、「選ばれ続ける存在であること」まで含めて、初めて本当の価値になるからです。
SANKYOでは、設計段階からのコスト意識、開発・生産プロセスの見直し、部材や部品の共通化など、できることを一つひとつ積み上げながら、「高い品質」と「導入のしやすさ」の両立に本気で取り組んでいます。これは単なる効率化ではなく、「これからも業界とともに歩み、支え合っていく」という意思表示でもあります。
ファンの減少も、コストの課題も、一社だけで解決できるものではありません。しかし、一社の挑戦が次の挑戦を生み出すきっかけになることはできます。「SANKYOがこういうことを始めたなら、うちも何かやってみよう」。そんな前向きな連鎖をつくっていくことが、私たちの役割だと思っています。
パチンコは、日本の娯楽文化として、多くの人に親しまれてきました。私たちは、新しい楽しさやワクワクする体験を通じて、もう一度“ファンの入口”を広げ、この文化を次の世代につないでいきたい。その実現には、これまでのやり方にとらわれない、新しい視点と柔軟な発想が必要です。
今、キャリアの節目に立っている皆さんは、自分の時間とエネルギーをどんな分野に注ぐのかを選ぶことになります。その際、「自分はなにで人を喜ばせたいのか」「どんな未来を一緒につくりたいのか」といった観点を、ぜひ大切にしてほしいと思います。もしあなたが、「エンターテイメントや娯楽文化で人を笑顔にしたい」「変化の渦中に飛び込んで、産業を前に進めたい」と感じるなら、SANKYOはきっと力を発揮できるフィールドになります。
一緒に、パチンコの未来をつくっていきましょう。
